競走馬名鑑 エルコンドルパサー

競走馬名鑑 心に残る名馬たち
 

エルコンドルパサー



エルコンドルパサーの詳細

父キングカメハメハ、母サドラーズギャル。

エルコンドルパサーはアメリカで生産され、日本で調教された、外国産馬です。
外国産馬なので、クラッシックには参戦していませんが、3歳時にNHKマイルカップ、ジャパンカップを制して
最優秀4歳牡馬(今で言う3歳)に選ばれました。
この年負けたのは毎日王冠でサイレンススズカの2着になったのみでした。
もちろんすごく強かったですが、皐月賞・菊花賞を勝ったセイウンスカイ、ダービー馬スペシャルウィークなどクラッシック戦線も盛り上がっていたので、どちらかにあげても良かったような・・・

でも、もしエルコンドルパサーやグラスワンダーがクラッシックに出ていたら、セイウンスカイもスペシャルウィークも歯がたたなかったかもしれませんね。
まぁ、もしジャパンカップにサイレンススズカが出走していたらエルコンドルパサーは勝てたかわかりませんし、競馬の世界では、タラレバは禁句です。。

4歳になって、サイレンススズカ(天皇賞(秋)で予後不良)、タイキシャトル(引退)という1世代上の名馬がいなくなったことで、国内に敵なしと判断した陣営は海外遠征を決定しました。
その後、凱旋門賞で引退するまで、日本に戻ってくることはありませんでした。
イスパーン賞(GI)ではクロコルージュの2着に敗れるものの、サンクルー大賞(GI)、フォワ賞(GII)を連勝。

そして迎えた凱旋門賞。
欧州3歳最強馬のモンジュー、キングジョージ・愛チャンピオンSをそれぞれ圧勝していた欧州古馬チャンピオンのデイラミとの勝負です。
結果は、モンジューの追い込みが勝り、半馬身差で敗れました。
負けちゃいましたが、それでも強さは証明してくれましたね。
あのディープインパクトでも 凱旋門賞3着だったのに、2着は立派な成績だと感じます。

この年、1度も日本で走ってないのに1999年の年度代表馬に選ばれました( ̄ロ ̄|||)
スペシャルウィークやグラスワンダーなど日本競馬を盛り上げてくれた馬たちがちょっと可愛そうでした・・・

引退後、総額18億円のシンジケートが組まれ、種牡馬生活に入りますが、3年目の2002年7月13日、腸捻転を発症し死亡しました。
産駒はわずか3世代ですが、2006年菊花賞でソングオブウインドが勝利しましたね!!
この調子で活躍すれば、エルコンドルパサーの血は後世にも残ると思います。

頑張れ、ソングオブウインド!!


 

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