競走馬名鑑 スペシャルウィーク

競走馬名鑑 心に残る名馬たち
 

スペシャルウィーク



スペシャルウィークの詳細

父サンデーサイレンス、母キャンペンガール。
(キャンペーンガールはスペシャルウィーク出産5日後に死亡)
サンデーサイレンス産駒としては穏やかな性格で荒々しい所は少なく、競馬でかかる事も稀で安定してました。
レースも、調教も、自分に与えられた仕事を黙々とこなす仕事人(馬)だったようです。

クラシックの戦績は、皐月賞3着、東京優駿(日本ダービー)5馬身差で圧勝!(武豊さんは初のダービー制覇!)
菊花賞2着でした。
ちなみにこの年の皐月賞と菊花賞はセイウンスカイが制しました。
でも、あのダービーの勝ちっぷりを見るとセイウンスカイ、キングヘイローと3強と呼ばれてましたが、スペシャルウィークの実力が頭ひとつ抜けていたように感じます。
このダービーのときに、友達がキングヘイローの単勝に4万円つぎこんで、レース後、立ち上がれなくなっていたのがつい最近のことのように思い出されます(-_-;)

古馬初対戦となったジャパンカップでは1番人気に支持されましたが、同期のエルコンドルパサーの3着と勝ちきれないレースが続きました。


年が明けて古馬になり、天皇賞(春)では昨年優勝馬メジロブライト、菊花賞で敗れたセイウンスカイらを破って優勝!
やっぱり強いなぁっていう印象を受けました。

宝塚記念では同期のグラスワンダーとのマッチレースになり、3着のステイゴールドを7馬身千切り捨てるもグラスワンダーには3馬身差の完敗を喫します。
秋初戦の京都大賞典では馬が全く伸びず掲示板にも載れないというまさかの大惨敗を喫し、終わったかと思われた天皇賞(秋)では見事な末脚を披露しレースレコードで快勝、天皇賞春秋連覇を達成しました。
続くジャパンカップでも凱旋門賞馬モンジューらを寄せ付けず優勝!!
モンジューは凱旋門賞でエルコンドルパサーに勝っているので、間接的に借りを返した形になりました。

ラストランは有馬記念。年間GI3勝の実績にも関わらず、宝塚記念で敗れたグラスワンダーに1番人気を譲ります。
レースは武豊ジョッキーが最後方から競馬をする大胆な作戦、最後の直線で溜めに溜まった脚を繰り出し、一気にグラスワンダーを捉えた地点がゴールでした。
写真判定の結果、わずか4cm差で2着に敗れました。

結局、1999年のGIにおいて3勝2着2回という成績を残したにもかかわらず、この年の年度代表馬、最優秀古馬牡馬の座はこれも同期で同年の凱旋門賞2着となったエルコンドルパサーにさらわれ、同馬にはグラスワンダーとともに1999年度JRA賞特別賞が贈られました。

古馬になってからはセイウンスカイ、キングヘイローとの3強、というよりもエルコンドルパサー、グラスワンダーとの3強という印象が強いですね。
もし引退せずに、テイエムオペラオーとやりあっていたら、どちらが強かったかなぁなどと考えさせてくれる一頭ですね。

今は種牡馬として、活躍してます。
2005年には、スペシャルウィーク産駒シーザリオが日本のオークスとアメリカンオークスを勝ちました。
シーザリオのほかに、インティライミが京都新聞杯を勝ったあとダービー2着。スムースバリトンが東京スポーツ杯2歳Sを勝つなど、かなり優秀な成績を残し始めていますし、今後にも期待大です!!

 

アドセンス
 
 
 
競馬情報バー
Copyright 競馬情報の競馬ドットコム All Rights Reserved.